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女の健康国際行動日 キャンペーンの紹介 紛争と女性の健康

 2008-05-09
女の健康国際行動日 キャンペーンの紹介 紛争と女性の健康の紹介です。

9条世界会議のシンポジウムでも、女性シンポジウムが大成功しましたが、
今年の女の健康国際行動日 5月28日
のテーマは、紛争と女性の健康です。

長いですが、紛争による女性への被害状況、健康への悪影響、性暴力、HIV/AIDS、安全でない中絶、トラウマ、強制売春、人身売買、制度例、強制移住、PKOによる性暴力、家父長制の問題など、を指摘して、提案をしています。
ぜひお読みください。

行動の呼びかけ

ポスター

女性の身体紛争を阻止しよう
?紛争や闘いに女性の身体が巻き込まれることを阻止しよう。
?戦争は女性の身体を攻撃する。紛争そのものも止めさせよう。

女の健康国際行動デー

紛争下や非常事態では、無数の女性が性暴力、虐待、奴隷、拷問、強かんの被害にさらされています。紛争のやむをえない副産物ではなく、止めたり防げるものです。地方、国家、国際機関が政治的責任を確実に果たすよう、行動を起そう。女性の性や生殖に関する健康への権利を支援しよう。社会正義を実現できるよう、要求しよう。

なぜ私たちが、すぐ行動を起こすべきなのか?

なぜ私たちが、すぐ行動を起こすべきなのか?

(枠内)
紛争は、法の支配や安全や共同体の構造を徹底的に破壊し尽くします。戦争も非常事態もこの意味で紛争に含まれます。

世界中の無数の女性たちが、紛争下で性暴力、虐待、拷問、強かんの被害にさらされています。コンゴ民主共和国の南キブ地方では2007年上半期だけで4,500件の性虐待が報告されています。このような性虐待は、紛争が続く中での性やジェンダーに基づく暴力の世界的な典型例です。

性暴力は紛争の必然的で不可避の副産物として見逃されています。その結果、女性の被害者は身体的・心理的な健康被害や、経済的・社会的排除に苦しみます。女性の被害者は安全で合法的な人工妊娠中絶のための必須サービスを含めた保健医療を利用できないことがよくあります。現在50カ国以上が武力紛争の最中にありますが、女性の性や生殖に関する健康の権利の侵害があらゆる紛争地帯で報告されている今、私たちは行動を起こさなければなりません。

女性の性と生殖に関する権利世界ネットワーク(The Women’s Global Network for Reproductive Rights)は女性に対する暴力は、避けられない紛争の副産物などではないと確信しています。性やジェンダーに基づく暴力は止めることができるし、防げます。女性の身体に戦いが挑まれることのない世界は実現しうるのです。この目標に向けて進むために、紛争時に女性の性や生殖に関する健康と権利の侵害がなくなるよう、私たちとともに行動をするよう要請します。暴力の被害者が安全で合法な中絶や適切な医療やカウンセリングのサービスを確実に得られるよう行動してください。性やジェンダーによる暴力の被害者に謝罪や補償が果たされるべきです。立場を表明してください。地方や国や国際的な関係者が責任を持って女性の性や生殖に関する健康と権利を保障するように明確な姿勢を示そうではありませんか。女性にとって社会正義を実現するために行動を起こしてください。

概要

過去20年間以上にわたり、紛争下での女性の権利や安全を守る闘いのために数え切れない運動や構想がありました。しかし紛争は、女性の性や生殖に関する健康と権利を侵害し、踏みにじり続けています。世界的なネットワークであるWGNRR(Women’s Global Network for Reproductive Rights)は、すべての女性が適切で安全で合法な性や生殖に関するヘルスケアを利用できて当然という信念を持っています。この目標を達成するために、まず現実に起きていることを理解しなければなりません。私たちの洞察は草の根レベルの情報に基づくものであるべきです。したがって、それぞれの地方において紛争が女性の健康に及ぼす影響についての情報を提供してくれる会員に非常に感謝しています。これらの情報は、地方レベルで紛争の重大さや女性の性と生殖に関する健康と権利、そして最も重要なものとして変革するための方法を本当に理解するために不可欠です。

世界的な数字

コロンビアでは100人のうち43人の女性が性暴力の被害者です。コンゴ民主共和国では輪強や乳房の切断、ライフルなどの物体の膣への挿入、性奴隷、HIV/AIDSの故意の感染が蔓延したままです。ネパールでは若い女性がきわめて早く結婚するよう両親から強要されます。これは9年に及ぶ紛争で社会的安全がないためで、若い女性の生殖に関する健康に著しい悪影響を与えています。スリランカでは1978年に始まった不妊化手術プログラムによって、紅茶の荘園(プランテーション)で働く女性の7割以上が組織的かつ徹底的に不妊化させられています。これはスリランカでの少数民族や、宗教少数者を減らすために企てられました。ケニアでは2007年12月の大統領選挙とその後の暴動の直後に強かんの件数の増加が報告されました。2004年12月の太平洋の津波による衝撃的な被害の直後、その地域全体の仮設テントでの性暴力や搾取の報告が増加しました。(メンバーからのその他の証言についてはwww.wgnrr.orgの事例分析をご覧下さい。)

会員からの情報提供から明らかな事実があります。世界中の紛争状況では様々な関係者が女性や少女たちを虐待し、女性や少女の性や生殖に関する健康と権利を侵害しています。不幸にも、これらの侵害は男性にとっては性暴力や虐待を行う好機にすぎず、それが咎められないという理由から行われているのです。そのためWGNRRはあらゆる女性への性や生殖に関する健康と権利を保証するために、女性と男性の権力の不均衡をなくすべきだと信じています。女性のセクシュアリティと身体を男性の財産とみなし、女性全体の社会的地位を低めるよう強化しているのは家父長制社会です。

(枠内)
女性、平和及び安全保障に関する国連安全保障理事会決議1325号(2000年)は、武力紛争の全当事者に、ジェンダーによる暴力、特に紛争状況での強かんや性虐待やあらゆる形態の暴力から女性や少女たちを保護するための特別な対策を講じるよう呼びかけています。

さらに紛争状況下における女性の性や生殖に関する健康と権利の侵害は、国連決議1325号をはじめとする国際合意がなされているにもかかわらず、国際人道法ではあいまいな扱いをされています。その主な理由としては、国際的合意が国内政策に組み込まれていなかったり、国内政策と結びついていないためです。女性の性や生殖に関する健康の権利侵害を止め、暴力の被害者を支援し、加害者を裁き、処罰するのは本質的に政府の責任です。政府は暴力や差別や不平等のない社会を創ることを最優先すべきです。

あらゆる女性が性や生殖に関する健康と権利を享受できるようになることを望むなら、不平等な制度に対し問題を提起し、挑戦し、変革していくことです。

紛争が女性の健康に及ぼす影響

負傷や創傷、感染や衛生の欠如、栄養不足や清潔な水の不足によって、健康への対策がより必要になります。保健所やクリニックや病院や、その他健康維持に必要不可欠なものが紛争で損壊や破壊され、強奪の被害にあい、良質な医療や薬は確保できず、医療や薬を著しく利用しにくくなります。女性が必要なときに病院を利用できず、たどり着けないために妊産婦死亡率や罹患率が高くなることで紛争は女性の健康に直接的な影響を与えています。女性にとって安全な出産や緊急産科ケア、妊産婦検診、避妊、家族計画、中絶ケアは女性の健康と生存にとって決定的に重要な意味を持っています。

性暴力

(枠内)
性暴力
共同体全体に屈辱を与え、名誉を汚し、風紀を乱す様々な形態の性暴力があります。性暴力は民族浄化の戦略として用いられています。性暴力は報復の一形態となることもあります。性暴力は相手を傷つけ、支配し、屈辱を与えます。性暴力はその人の身体的・精神的なまとまりを侵害し、被害者はばらばらにされてしまいます。性暴力はすべてを破壊します。

性暴力の女性の健康への影響は広範囲に及びます。直後の影響としては望まない妊娠やHIVの感染などがあります。性暴力に起因する妊娠により、女性が合法でなく安全ではない中絶を求めることがあります。さらに、性暴力や強かんの被害者は膣や子宮や肛門に重度の損傷を受けることがあります。これらの損傷は常時の出血や尿もれやフィスチュラ(産科ろう孔)や不妊を引き起こすことがあります。このような悪い結果は女性の健康に一生にわたって影響を与えます。これらの合併症の多くは治療可能ですが、医療支援の不足で女性は苦しみ続けています。性やジェンダーによる暴力が蔓延する紛争下では、安全な中絶サービスやHIV検査やPEP(暴露後感染予防)療法を提供できることがより一層必要となります。紛争下での被害者に質の高い中絶サービスを含む、適切で安全で合法な性や生殖に関する医療を利用できることがとても重要になります。

HIVとAIDS

紛争時にHIVの感染拡大が起きるのは、主に軍隊や武装集団や平和維持軍や民間人による性暴力や虐待の結果です。強要されたセックスはたいてい避妊の手段とらずに暴力的になされるため、組織が裂かれたり性器が傷つきHIV感染の可能性がずっと高くなります。強かん被害から72時間以内にPEPが処方されればHIV感染率をかなり抑えられます。残念ながら強かんの被害者のほとんどがこの選択肢を持っていません。PEPを処方できるクリニックがとても不足しているか、行きにくい場所にあるか、処方薬に限りがあるか、女性にとって3日以上歩かなければ行けない場所にあることもあります。それに加えて紛争による混乱により、PEPを処方されている女性たちが薬を得るために保健所に行けなくなることもあります。これは治療効果に壊滅的な結果をもたらします。その上、HIVに感染したことは、被害者が耐えてきた残虐行為を常に思い起こさせます。女性の手に正義を要求し、彼女たちが安全にHIV検査やPEP処方が得られるよう主張することが大切です。

中絶

紛争下での20件の強かんのうち1件が、望まない妊娠につながっていると推定されます。合法で安全で利用しやすい中絶サービスは紛争下ではほとんど存在せず、そのため女性たちは非合法で安全ではない中絶を求めざるをえません。このことは女性の健康に壊滅的な影響を及ぼします。国連の推定によれば、難民の妊産婦死亡原因の50%もが安全ではない中絶によるものです。多くの女性が安全でない中絶のせいで生じた重度の感染症や失血、外傷や不妊により苦しんでいます。この状況を止めなければなりません。あらゆる女性に選択する権利があり、あらゆる女性が合法で安全な中絶サービスを受けるに値します。紛争という状況はこの必要性をより大きくします。強かんの被害者たちはこれ以上危険にさらされるべきではありません。彼女たちのために正義が回復されるよう、行動しよう。

トラウマ、スティグマ、女性の殺害

(枠内)
私は過去を忘れて普通の生活をしたかったのです。でも記憶を消すことはできませんでした。何をしても改善せず、気が変になりそうでした。

性暴力の心的外傷体験は女性の自己意識や自尊心、そして自分に価値があるという感覚を脅かします。紛争下の女性たちにとって、移動中や難民キャンプで暴力に直面することも多数あり、トラウマが継続的になることがあります。性暴力の被害者は繰り返し恐怖や悪夢や心因性の痛みを経験し、自殺の危険性が高くなります。

ほとんどの女性にとって強かんや性暴力は、夫や共同体全体から拒絶されることを意味します。強かんを女性の責任であると見なす社会もあります。つまり、女性がきちんとした服装をしていなかった、あるいは女性が求めていた、あるいは女性は抵抗すべきだったという見方です。家父長制社会の中で、強かんされた体験のある女性には結婚の機会が減ります。強かんを生き延びた女性は社会から追放され、孤立し、拒絶されます。夫がいないために、その女性は極端な社会的・経済的困難に苦しむことになります。

ある文化では強かんや性虐待の被害者が、自分の親族からさらに暴力を受けることがあります。女性や少女たちが家族の恥と見なされると「名誉殺人」が起きます。強かんされたり性的に虐待されたのは彼女たちの責任であると一族が信じているため、女性や少女たちが一族により殺されます。このように女性を殺害することはパレスティナやアフガニスタンなどの紛争地域で特に問題となっています。

被害にあった人たちが生きてゆく上での不安を少なくするために、トラウマのカウンセリング、シェルター、補償、そして収入をもたらす活動が提供されなければなりません。

持続的な健康への影響
強制売春、人身売買、性奴隷

しばしば女性は政府軍からも反政府勢力からも拉致され、性的な目的のために捕らえられる残酷な現実があります。シエラレオネでは1999年の政府調査によると、驚くべきことに2,000人以上いる売春婦のうち37%の女性が15歳以下で、そのほとんどが紛争の結果強制移動させられていました。その上、紛争は女性が家族の世話だけではなく、家族を支えるために生計を立てなければならない状況へ追いやります。貧困や女性の社会的地位が低いことや、性暴力や他に収入を得る手段がないことは、生き延びようとする女性を売春へと追いやります。このサイクルは性搾取へと人身売買される女性の数を増加させています。人身売買や性奴隷や強制売春が、女性の性や生殖に関する健康と権利に及ぼす影響は甚大です。女性はしばしば性感染症やHIV感染、望まない妊娠や性暴力の危険にさらされます。これらの女性にとっては、健康プログラムや収入を生み出す活動などへのアクセスを通して再び社会の中で価値ある一員として生活できることが重要になります。

強制移住された女性

紛争が起きると女性やその家族は、自宅や共同体から強制的に退去させられます。2004年の国連の推計によれば、世界中で紛争により強制的に退去させられた人々は3,400万人に上ります。強制的に退去させられた女性や少女たちは特に社会的に脆弱な状況におかれ、どの難民や強制退去人口でも80%ほどを占めています。難民の女性、強制的に退去された女性は、妊娠に関係した合併症や死亡の危険、安全でない中絶の危険性、性暴力、HIV/AIDSの危険性が高くなっています。国内避難民キャンプや難民キャンプはリプロダクティブ・ヘルスケアをほとんど提供することができず、女性を性暴力や強かんからほとんど保護できません。難民キャンプや国内避難民のためのキャンプでの法の支配の低下や不処罰の環境は、性やジェンダーに基づく女性への暴力を助長しています。キャンプが安息の地であるというイメージはまやかしです。これは変えてゆかなければなりませんし、紛争下にある女性たちには安全であると感じられる場所が必要ですし、性や生殖に関する健康と権利が尊重されるべきです。

平和維持活動と人道支援

人道支援要員や国連平和維持軍も、紛争下での性暴力や女性の搾取に関与してきました。最も弱い立場に置かれた人々を支援し支えることを任務とする人たちが、自分たちの立場や権力を濫用して、女性の健康に破壊的な結果をもたらしています。カンボジアにおける国連軍兵士が地元の女性の性搾取に積極的に関わり、HIV/AIDSを感染させ、感染を広めている彼らの行動について、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の明石康事務総長は「男の子はやっぱり男の子だ」とコメントしましたが、この発言は恥ずべきもので信じがたいものです。国連平和維持軍兵士たちが男女平等教育を受け、HIV検査を受け、コンドームを提供されるよう要求します。国連の監視団はその戦略の中に国連安保理1325号決議を完全に取り入れるべきです。

暴力の文化

家父長制文化と全般的な女性の社会的地位の低さのため、女性と少女たちは紛争下や紛争後の状況で性や生殖に関する健康と権利が侵害されやすい。それに加えて警察や法改革の欠如は暴力の文化や強制退去や困難を持続させ、そのことがまた女性や少女たちの性や生殖に関する健康と権利を侵害しています。性暴力をなくすためには警察や法改革を確実になしとげることが緊急の課題となります。警察はドメスティック・バイオレンスや性暴力に対応しなければならず、届出される強かんは捜査され、加害者は裁判にかけられなければなりません。法改革は加害者が効果的に起訴され、声を上げる女性の困難を認め、サポートや証人保護やリハビリを提供するものでなければなりません。法制度は手ごろな料金で利用しやすく、誰でも利用できるものであるべきです。

(枠内)

国際合意

性やジェンダーに基づく暴力は、女性の人権の侵害として国際的に認められています。以下はその一例です。

・ 1979年の国連女性差別撤廃条約と1999年の選択議定書はあらゆる国に「女性に対する暴力を撤廃する」政策を採ることを求めています。
・ 1998年の国際刑事裁判所のローマ規程は強かんや性奴隷、強制妊娠を含むあらゆる形態の性暴力を戦争犯罪、そして人道に対する犯罪と定めています。
・ 1993年の旧ユーゴスラヴィア国際戦犯法廷における規程と1994年のルワンダ国際戦犯法廷における規程の両方が、性やジェンダーに基づく暴力を戦争犯罪かつ人道に対する犯罪と認めています。
・ 国連の非常事態と紛争下の女性と子どもの保護に関する宣言は、女性や子どもたちを戦争の被害から救出し、特に女性や子どもに危害を加えるために考案された攻撃を明確に禁じています。
・ 人間と人民の権利に関するアフリカ憲章(2005年)での女性の権利に関する規程は、国際法においてはじめて明確に、強かんや近親かんによる妊娠の場合、あるいは妊娠の継続が母体の健康や生命に危険を及ぼす場合に女性が中絶をする生殖に関する権利を持つと明言しています。
・ 国連ミレニアム宣言(2000年)はあらゆる形態での女性に対する暴力と闘うと同時に、上記の条約のいくつかを支持するよう誓約しています。


正義へのアクセス-私たちの要求
社会正義へのアクセス!

・ シェルターやトラウマ・カウンセリング、ヘルスケア、職業訓練、法的代理人のためのセンターを提供してください。
・ 地方の指導者や宗教的、あるいは信念に基づくグループやその他のグループと協力して被害者を支援する共同体を築く企画を作成してください。

・ 暴力の連鎖を破るために、加害者への支援やリハビリを提供してください。
・ 性暴力の被害者に証人保護プログラムを利用できるよう確保してください。


法的正義へのアクセス!

・ 女性を差別する法律を見直し改正してください。
・ 国際条約や国際的合意を批准し、女性の人権を強化する国内法規を起草してください。
・ 判事、弁護士、警察官など刑事裁判制度に関わる人々の能力を高め訓練してください。
・ あらゆる形態の性暴力と強かんが非合法の犯罪であり、加害者が確実に法の場で裁かれるようにしてください。
・ 特に裁判官などの法システムの中でも高い地位により多くの女性が参加できるよう策を練ってください。

(枠内)

ダルフール(スーダン紛争地域)では政府が加害者にではなく性暴力を届け出る被害者に行動を起こす可能性が高くなっています。


医療の場で正義が手に届くよう!

・ 強かんや性虐待の被害にあった人が、安全で合法な中絶サービスを確実に困難なく利用できるようにしてください。
・ あらゆる女性や少女たちに、避妊や中絶や妊産婦検診を含む生殖に関するヘルスケアや生殖に関する権利を知らせ教育するプログラムを実施してください。
・ 性暴力の被害にあった人に、PEPの処方やその他性感染症の治療がすぐに手に届くよう保証してください。

安全の保障!

・ あらゆる女性や少女たちは家や共同体で安全であると感じられるようになるべきです。
・ 女性を二級市民とし、暴力の文化を助長するのは社会の権力構造です。政府は暴力や差別や不平等のない社会を達成することを最優先しなければなりません。
・ ジェンダーの視点、兵士のHIV検査、性や生殖に関する健康と権利サービスは、あらゆる平和維持活動や救出活動に最初から含められるものです。女性、平和及び安全保障に関する国連安保理決議1325号の実施は、達成のよい出発点になります。

性と生殖に関する健康と権利が、紛争管理や紛争解決の政策過程で検討課題となるように要求します。

・ 平和機構、使節団、交渉、災害や緊急事態の管理に女性の代表を参加させてください。
・ 国の規制やプログラムやプロジェクトを通して合法な中絶や避妊へのアクセスを含めた性や生殖に関する健康と権利の教育やサービスを実施してください。
・ 和平合意において性や生殖に関する健康と権利についての条項を入れてください。
・ 紛争地域における性や生殖に関する健康と権利の侵害を監視し記録する組織を作ることを要求します。

私たちにできること

・ 責任逃れを止めさせよう。女性や少女の身体に対する戦争を止めさせる行動の中で、地方、国、国際的な各レベルで関係者に問題に対処するために必要な対策を講じるように訴える必要があります。
・ スティグマ(烙印)を消してゆきましょう。教育や情報を提供する地方や共同体を中心にした展開策が必要です。それと同時に影響を受けた女性が共同体内で生計を立てられるように、新たな仕事や技術を教える必要があります。
・ 女性や共同体全体が性暴力について話すことを禁じる文化的スティグマや社会的障壁を崩すために行動しましょう。

(枠内)

「恥から逃れるためには、その日に殺されてしまったほうがましだった。」

・ 女性に対する暴力の本質や発生率、そして詳細の欠如が、サービスの提供や、女性に対する暴力に対する政策を導入する公の支援を制限します。したがって、紛争の状況を正確に表せるように調査やデータ収集ができるように、性暴力のタブーを終焉させて女性たちが自分たちの経験を自由に話せるようにしなければなりません。
・ 女性に対する暴力の主要な加害者は男性です。ということは、男性は女性に対する暴力をなくす展開の重要なパートナーでもあります。男尊女卑(ジェンダー)による暴力を止めさせるための運動に男性を巻き込んでいくことが必要です。男性はジェンダーが理由の暴力をなくし、HIV感染を抑制する上で重要な役割を果たします。
・ 保健システムが果たせない女性の増加するニーズを満たす必要があります。
・ 女性のニーズを満たすためにあらゆる機関同士で効果的に提携し、対応を調整しよう。
・ 保健センターの緊急のニーズに応え、危機対応だけでなく、女性と医療従事者の役に立てるように地元の医療従事者の能力を高めよう。
・ 性暴力の被害者に金銭的補償をするようロビー活動をしよう。
・ 女性の人権を実現し、性やジェンダーを理由とした暴力から女性を守るために、国連安保理決議1325号や北京行動綱領を実施するよう自国政府にロビー活動しよう。
・ 女性が平和構築過程に平等に関わることができるよう要求しよう。

以上述べてきた立場を支持してください。行動してください。あなたの国の政府が女性の性や生殖に関する健康と権利を認め、保護するよう、今、主張してください!社会正義が見えてくるよう主張してください!

リプロダクティブライツ実現のための女性の世界ネットワーク(WGNRR-The Women’s Global Network for Reproductive Rights)は世界中で女性の性や生殖に関する権利を支援し達成することを目指すグループや個人の独自のネットワークです。行動への呼びかけ(Call for Action)は5月28日の女の健康国際行動デーを推進するためのものであり、世界中の女性が適切な医療ケアや生殖に関する自己決定へ至る道筋を得られるまで教育を広め行動を起こします。

この行動への呼びかけは
・ 紛争を生き延びた人々のために社会正義を要求する地域におけるキャンペーンや行動を促進します。
・ 地域の活動や運動と世界的な展開を結びつけます。
・ 地方や国レベルや国際舞台での関係者が責任を果たす行動のためなら、翻訳や引用、コピーや配布は自由です。
・ 私たちの組織やネットワークを強化します。

行動への呼びかけを誰に配布し、どのように用いられたかを知らせてください。ご意見や他の情報や、この行動への呼びかけのコピーが必要な場合は以下のメールアドレスまでご連絡下さい。

この行動への呼びかけを書くにあたってご協力いただいた以下の関係機関関係者に感謝します。

・ Zoe Braithwaite-Byrne、アムステルダムのWGNRRのボランティア
・ FORFEM Forum de la Femme Menagere, Josephine Ngalula, キンシャサ、コンゴ民主共和国
・ ユース・アクション・ネパール、カトマンドゥ、ネパール
・ SOS Femme Enfant en Catastrophe, Anne-Marie Ramazani、ブジュンブラ・ブルンジ、コンゴ民主共和国
・ 東アフリカ・ウガンダにおける女性と法律、ベロ・マトブ、ウガンダ
・ WODES女性開発協会、Purna Shova Chitrakar、カトマンドゥ、ネパール
・ Shams elhouryah協会、Elyas Yousef、パレスティナ
・ Madama Luzolo Luyoka、キンシャサ、コンゴ民主共和国
・ Taller Abeirto, Wili Quintero Castillo、カンボジア
・ Anna Udo, Wilco Otte and Tamara van Vilet、オランダ

個々の事例やこの行動への呼びかけに協力したメンバーの連絡先はwww.wgnrr.orgに掲載されています。




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「G8女性の人権フォーラム」事務局です。
お問合せ先→すぺーすアライズ:〒272-0023 千葉県市川市南八幡4-5-20エムワイビル5A
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