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「G8 女性の人権フォーラム」参加と賛同の呼びかけ

 2008-07-10
 米兵による暴行事件で那覇地検は2008年2月29日、強姦容疑で県警に逮捕され、取り調べを受けていた米海兵隊の2等軍曹(38)を不起訴処分とし、釈放した。被害者が告訴を取り下げたためという。
 この記事が沖縄タイムスで報じられたとき、皆さんは悔しさを感じたと思います。



      「G8 女性の人権フォーラム」
     参加と賛同の呼びかけ



*呼びかけ人(50音順、敬称略)
麻鳥澄江(ジョジョ企画/女性の安全と健康のための支援教育センター)、近藤恵子(全国シェルターネット共同代表)、七尾寿子(ほっかいどうピースネット)、大津恵子、すずきふみ(すぺーすアライズ)、高木喜久恵(社団法人北海道ウタリ協会理事)、多原良子(社団法人北海道ウタリ協会札幌支部事務局長)、高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会)、鄭暎惠、原由利子(反差別国際運動)、松本麻里、水島希(SW-rpm(Sex Workers' Resource, Program and Memories)


1 今ある事実・・・女性の命、生きることが軽視されてきた。
日本では、3日に1人、妻が夫の手にかかって殺されています(警察庁報告)。また、内閣府の調査によると3分の1の女性が何らかの形でのDVの被害を受けています。卑劣な性暴力については、犯罪として可視化されず、加害者が適切に処罰されない社会の仕組みのため、被害にあった女性たちの尊厳が踏みにじられたままです。世界的に見ても女性の5人に1人は一生のうちにレイプやその未遂の被害にあい、3人に1人が身体的・性的などの暴力・虐待を受けていますが、加害者のほとんどは家庭内か知り合いの男性です。戦争・紛争や軍事主義も、女性の命を軽視し、戦時性暴力や基地が引き起こす性暴力をはじめとして女性に対する暴力を激化させます。

世界に目を向ければ、1分に1人が妊娠・出産が原因で死亡しています。そのほとんどが防ぐことができたものであり、しかもその99%が途上国に集中しています。女性の貧困化の課題も日本でも世界でも深刻です。日本では、シングルマザーの平均就労年収は約160万円であり、格差社会のひずみは女性に最も表れています。また経済のグローバル化の悪影響、しわ寄せは女性とくに、低賃金または国際移動する女性などに偏りがちであり、低賃金で、不充分な労働権のもと、劣悪な労働環境を強いられています。世界の貧困人口の7割が女性と少女たちです。初等教育を受けられない7700万人の子どものうち3分の2が女性です。15歳以上の非識字人口の3分の2が女性です。

このよう状況は、女性の生きる価値・尊厳が軽く見られていることによるところが大きく、女性の中でも社会の中心からはじき出されたマイノリティである女性にしわ寄せされています。

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デモに対する過剰規制及び参加者の逮捕・勾留に抗議します

 2008-07-09
2008-07-09 15:15:19 / 声明
【声明】デモに対する過剰規制及び参加者の逮捕・勾留に抗議します
【声明】デモに対する過剰規制及び参加者の逮捕・勾留に抗議します

2008年7月9日
サミット人権監視弁護士ネットワーク(WATCH)

 7月5日、札幌市内において「7・5チャレンジ・ザ・G8サミット――1万人のピースウォーク」が開催されましたが、これに対する警察の規制は極めて過剰で、デモが平穏に行われていたことに対比して、著しく人権を侵害する態様のものでした。沿道は、デモ参加者をカメラで撮影・記録する私服の公安刑事で埋め尽され、また、デモの両サイドは、一般の市民がデモを見ることを阻止するような形で、完全装備の機動隊によって包囲されました。
 しかも、警察官は、サウンドカーの窓ガラスを警棒で叩き割った上で、運転席にいた男性をひきずり出して逮捕するなど、合計4名(うち、1名は記者)を、公務執行妨害や道路交通法違反などを理由として逮捕勾留しました。
 このうち、記者であった1名は7月8日に釈放されましたが、検察官はそれ以外の3名につき、不当にも札幌地方裁判所に勾留請求し、8日に裁判所により3名に対する勾留決定がなされています。

 憲法は、市民が自らの表現を他人に伝達し、他人がその表現を受け取る自由をも保障しています。この意味において、デモ行進は、集会の自由の一環として立憲民主主義を支える権利としても手厚く保障され、その規制は必要最小限度にとどまらなければなりません。
 しかしながら、今回の警察による過剰規制と不当な逮捕は、表現の自由を踏みにじるものであると言わなければなりません。

 よって、私たちは4名の逮捕が憲法で保障された表現の自由に対する著しい侵害であることとともに、逮捕の態様自体に極めて問題があるとして強く抗議するとともに、3名についての勾留請求決定に対し異議を述べ、その即時釈放を求めます。


〔声明に対する賛同団体〕
2008年G8サミットNGOフォーラム
G8サミット市民フォーラム北海道
G8サミットを問う連絡会
G8女性の人権フォーラム


誰だって平和に生きたい 7月8日ご報告

 2008-07-09
「誰だって平和に生きたい」
シンポジウムでのレポートが掲載されています。
出展はこちら

とき:7月8日(火)10:00~13:00
場所:札幌コンベンションセンター
主催:G8NGOフォーラム人権・平和ユニット
8 July (Tues), 10am-1pm
Sapporo Convention Centre
Organised by the G8 NGO Forum Peace and Human Rights Unit

司会
上村英明(市民外交センター)
吉田美佐子(平和省プロジェクト)
Facilitators:
Uemura Hideaki (Citizens’ Centre for Diplomacy)
Yoshida Misako (Japan United for Ministries of Peace, JUMP)

シンポジウム Symposium

パネリスト
川崎哲(ピースボート)
高橋清貴(JVC)
鈴木ふみ(スペースアライズ)
森田明彦(人身売買禁止ネットワーク)
伊藤和子(弁護士、ヒューマンライツナウ)
大河内秀人(パレスチナ子どものキャンペーン)

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ピースウォーク主催団体の抗議声明を紹介します。

 2008-07-07
ピースウォーク主催団体の抗議声明を紹介します。

2008年7月5日
札幌中央警察署長殿

本日開催された「7・5チャレンジ・ザ・G8サミット1万人のピースウォー
ク」は世界各国からの5千人の参加を得て、平和的に行われました。しか
し、そのピースウォークにおいて、機動隊の過剰警備があり、4人の参加者
が逮捕拘束されました。私たちは、この逮捕に対して強く抗議し、即時釈放
を強く求めます。

ほっかいどうピースネット
平和運動フォーラム
平和サミット道連絡会

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サミット警備と逮捕に関する緊急声明

 2008-07-06
G8メディアネットワークの声明を掲載します。
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      サミット警備と逮捕に関する緊急声明

 昨日、札幌市内で開催された「チャレンジ・ザ・サミット~
1万人のピースウィーク」において4人が逮捕された。その中には、私たちG8メ
ディアネットワークのメンバーも含まれている。メディア活動中ではなかったと
は言え、私たちのメンバーが逮捕されたことは、まことに遺憾である。

逮捕時の様子は、G8メディアネットワークの取材班などが多数目撃しているが、
どれも、警察による過剰な取締りの結果であり、とても逮捕の要件に値するとは
思えない。また、海外の報道関係者も逮捕される事態に至っているが、これも警
察が撮影中の取材者を妨害したことが発端と見られる。平和的にデモをする人々
や取材する人々を厳しく取り締まる姿勢は、思想・心情の自由や表現・報道の自
由を封じる行為であり、表現・報道する立場として断じて許すことはできない。

言論・表現の自由は、健全な民主主義社会実現のための最も重要な基盤である。
入管の問題を含め、一連の過剰なサミット警備は、日本の民主主義を大きく後退
させるものとして、強い懸念を表明する。

                           2008年7月6日
                      G8メディアネットワーク 

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